ひょうし/小説を書こう
衝撃!あたしが浮遊霊!? 2
作:ルリビタキ/中学2年 女子
「あ……あんた誰よ!」
私はその女の子に向かって怒鳴ったが、さっきの怨念は、怒り半分呆れ半分みたいな感情に取り換わってしまった。
だって、洋服はとんでもなく綺麗で貴族みたいなカッコなのに、髪型がダサすぎる!
その格好に三つ編みってないでしょ!編み込みとか、長い髪を三つ編みにしてまとめるとかだったらともかく、真面目っ子みたいな中途半端な長さの、ぶしょったい三つ編み!しかも顔もそんな綺麗系ってわけでもないしルックスも中くらい、あたしの方が絶対可愛い!とにかく顔と髪型がまっっっったく合ってないの!
「なんなのよアンタ!クソダサい格好で近づかないでよ!」
しまった、ちょっと言い過ぎたかしら。その子は少し狼狽して、軽く苦笑いした。
「……えーっと、結構ひどいこと言うのね、まあ気が逸れてくれたのはいいけどさ」
……あっ、そうだ!あたし最手夫くんを殺すんだった……許してなんかあげないんだから、絶対に!
「あーーーっこらこら!やめなさいってば!私の格好クソダサいとか言ってるけど、怒ってるあなたもかなりヤバいことになってるよ!」
「うるっさいわね、なんであたしの邪魔するのよ!……え?」
女の子に言われて、思わずあたしは自分の姿を顧みた。
どす黒く染まった手足の末端、醜く伸びた爪。ふと髪をつまんでみると、ひどい枝毛!!ウッソでしょ、死んだ日もトリートメントちゃんとしてたのに!そこであたしはぞっとした。もしかして、顔の造形も変わっちゃってるんじゃ…?
そんなのヤダ!最手夫くんがいくら憎くても、最手夫くんが好きって言ってくれたあたしの顔が醜くなるなんて絶対に嫌だ!
「ど、どうしよう……!こんな醜くちゃあたしじゃない!このままじゃやだよぉ……」
「だ、大丈夫!大丈夫だよ、あなたが怒ってる時だけ、その姿になっちゃってるだけだから!今はもう治ってるよ、見てみな!」
あたしが泣きだすと、女の子がどこからか鏡を取り出して、あたしに手渡した。幽霊なのに鏡に映るのかしら?泣きながらあたしはおとなしく鏡を覗き込んだ。
すると、そこには生きてた頃そのまんまのあたしがいた。髪もツヤツヤ、可愛くて、ほっぺたすべすべのあたし。
「よかった……戻ってる……よかったよぉ……」
「ね?戻ってるでしょ?私たちは魂だけの存在だから、気持ちとか思ってることがダイレクトに見た目に出ちゃうのよ。あのまま憎しみが収まらなかったら、もっとひどい見た目になってたよ」
「……でも、やっぱ許せないよ、最手夫くんのこと。あたしどうしたらいいの?こんなんじゃあたしがかわいそうじゃん!ずっとこのまま苦しまなきゃいけないの?」
あたしはすぐ近くで女の子とたわむれている最手夫くんの方をふり向こうとして、やっぱりやめて、唇を噛み締めた。
……我ながらひどいセリフね。自分がかわいそうって……でも事実だもん。
女の子は泣きじゃくるあたしの手を取って言った。
「どうすればいいかは、私にもまだわからないよ、私はあなたじゃないんだもん。でも、まずはここから離れた方がいいよ。悪い思い出からは一回離れた方が、よく考えられるからね」
そうして、女の子はあたしの手を繋いだまま、ふわふわとどこかに向かっていく。
「ちょっと離れたとこに、私たちの仲間がいっぱいいるとこ…有り体にいうと幽霊屋敷があるの。頭いい人も、そうじゃない人もたくさんいるから、助けになってくれるかもしれないよ」

「……そういえば、あなたの名前聞いてなかったな。なんて言うの?」
なんて、飛んでる途中に言うんだからホントにカッコつかないのねこの子。
…ダサいけど、悪いやつじゃない。死んだばっかりだから、シャクだけど頼るしかないわ。あたしは目をそらしながら、ぶっきらぼうに答えた。
「……綿辺 蘭奈。あんたは?」
「ランナちゃんね、覚えた!私の名前?私は『ウキアソビ レイコ』!今から行くところに住んでる、お兄さんの幽霊がつけてくれたの!」
……嫌な予感がする。
「……ちなみにその字、なんて書くの?」
「うーん?浮くに遊ぶ、そんで幽霊の幽に子供の子!」

浮遊霊子。はあ、そうですか、うん。うん……

「クソダサーーーーーーー!!!ありえない、ありえないよーー!そいつもアンタもセンスどーーなってんの!?嘘でしょありえねーーー!」
「ちょっと酷くない!?いい名前でしょー!?」
「どこがよ!!?!?」
こんなクソダサい子についてきてホントに良かったのかな…不安だ…。
言い争いながら、私は大きなため息をついた。


つづくよ






あとがき

鉄は熱いうちになんとかとか言いますしね。飽きる前に2回目の投稿。
テストなんか知りません。微分積分?知らない子ですね。
ちなみに最手夫くんは「もてお」と読みます。とんでもなくセンスがない?知ってる。
蘭奈ちゃんの名前は「綿辺 蘭奈」ですがメンヘラのもじりです。
テンションぶち上げ状態の時に書いた小説にはお似合いでしょ?この名前。
それでは気が向いたら3話で!!!!!!!じゃあな!!!!



(当てさせる気あるのか?…前はこんなふざけた名前つけるような奴じゃなかったぞ私)
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