ひょうし/小説を書こう
だれかの心臓になれたなら 二次創作小説 #2
作:あいうえお/6年生 男子
〜雛視点〜

今日は土曜日。
図書館に読書でもしに行こうかな……

わたしは、思いついたことはすぐにやるタイプだ。
つまり、そろそろ雨が降る、という時間に図書館に行ったのだ。

もしかしたら、運命の人に会えるかも……
傘2本持ってこうかな〜〜
わたしは、そんなのんけなことを考えながら歩いていた。

鼻歌でも歌いながら歩いていると、10分程度で市立図書館についた。

意外とあっという間だったなぁ、運命の人いなかったか……

なんで一人なのに傘を2つも持っているんだろう……
周りはそう思っているだろう。
はぁ……持ってこなきゃよかったなぁ……

そのまま、気になっていた本を1時間程度読み、帰宅しようと席を立った。

図書館を出て1分程度たつと、ぽつぽつと、雨が降り始めた。

「あ、もう降ってきちゃった……」
わたしは、片方の傘をさすと、ゆっくりと歩き始めた。
もと来た道をゆっくりと、なるべく時間をかけて……

大きな通路に出ると、歩いている人は誰もいなかったが、道路の真ん中で雨に溺れている同年代くらいの男子を見つけた。

あれは………誰だろう…なんであんなところに……

不思議に思い、少し近づいたその時、パッと思い出した。

大輝くんだ…!

大輝くんは、隣のクラスで、中1のころからあこがれていた……
あの時は、すごくかっこよかったな……スポーツもできるし、勉強もできるし……彼の事を好きになる子は少なかったが、陰でずっと彼の事を想ってた。
だけど、大輝くんには1年生のころから彼女がいるとうわさされていた。
それがほんとかは分からないが、話したこともないし、フラれると怖いから告白する勇気など0に等しかった。

そして、彼の人生を大きく変化させたであろう出来事、両親が死んでしまったのだ。
それからは、クラスメイトからもいじめられ、彼女にもフラれ、今までの輝きはなくなってしまった……

「こんな世界なんて……」
きっと、そう思っているだろう…

彼にとって、もう生きる希望も何もないのだろう。
誰からも愛されることなどなくなり、誰かを愛することもなくなっただろう。
彼にとっての生きる理由……
わたしが、彼の生きる理由になれるかな………

わたしは、思い切って話しかけた。

「大輝くん」
ものすごくドキドキした。
だけど、彼を救ってあげないと。
もしかしたら、彼は誰でもいいから味方になってほしいのかもしれない。
わたしが、それになろう。

わたしは彼にもう1つの傘を渡した。

わたしが彼の生きる理由になるためには、まず仲良くならないと……

彼に死んでほしくない………

わたしは、彼に少しでも好意を持ってほしかった……
彼に、愛してもらいたかった。

愛を失った彼に、愛を取り戻してもらいたかった………

わたしは、そっと彼の手を握って、隣を歩いた。

ほんとは、わたしが彼を愛する理由がほしかっただけなのかもしれない。
だけど、彼に生きてほしいという思いは本当だった。

大輝くんは、わたしが手を握っていることなど気付いていなかった。

ふと、わたしが彼の立場だったら……と考えてみた。

親は亡くなり、学校ではいじめられ、愛する人には捨てられ………
こんな現実だったら、間違いなく自殺しているだろう…

希望を持って…大輝くん……
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