ひょうし/小説を書こう
ライセイセ7
作:ソルシエール/中学1年 女子

登也は、私の幼馴染だ。幼稚園から、中学までずっと同じクラスという、奇跡的な確率でずっと一緒。家も近くて、前から家族ぐるみでお泊り会やらバーベキューやら、いろいろやっていた。
お互い一人っ子だったこともあって、二人は兄弟のように育った。

そんな中、五年生の時に私は一年だけ、転勤で引っ越すことになった。あまり人見知りではない私はすぐになじんで、友達もたくさんできた。結構楽しい学校生活だった。でも、ちょっとして私は気づいた。
寂しい。
何がなのかはよくわからない。ただなぜか、足りなくて、寂しかったのだ。きっとあの家が恋しいのだろう。あと、友達とか。あ、でもいつもメールしてるもんね。…

そして訪れた宿泊行事。
もちろん私は女子なので――夜は恋バナ大会である。
「2組のあの人、めっちゃイケメンだよね!」
「それな」
「私の好きな人はね…」
「まじか、いいよねーでも競争率高いよ?」
「でも好きなのぉ」
「やっぱさ、あの子ってモテるよね」
「ねー!」
「あ、あのひとさ、あんたのこと好きらしいよ」
「嘘でしょ…」
「いいじゃん!かっこいいし頭いいし。さすが」

「ねぇねぇ、芽衣ちゃんはさ、好きな人いるの?」

いきなり話がこっちに飛んできて驚いた。
「えー、いないっていうか、好きっていうのがよく分かんないっていうか。」
正直、まぁこんな感じなのだが。
「うっそぉ、顔を見ると幸せだなーとか、隣になりたいなーとか、話してみたいとか、一緒にいてめっちゃ楽しいとか、」
「そそ。あと、いないとものすごく寂しいとか」
寂しい…
「登也…」
なにもかんがえずぼそっと呟いた私の声は、自分には聞こえてなかったがみんなのアンテナはしっかりキャッチしたようで。
「登也って誰?前の学校の人?」
周りの女子はみな目を輝かせて私をじいっと見つめている。慌ててしまって、目が泳ぐ。
「動揺してるー。好きなのかなぁー?」
ニコニコニコニコ。…怖い。
でも、今まで、登也を恋愛対象としてみていなかった。まぁよく考えてみれば、モテそうだ。さらさらしている黒い髪。すらりと背が高く、スポーツ万能。性格もいい。ずっと見てきたから、よーく知っているつもりだ。
でも。
もし、登也にも好きな人がいたら?
そう考えると、なぜか胸の奥がチクっといたんだ。
なぜか。
もしかして、私は登也のことが―好き?
いや、ないない。ありえない。

じゃあ、さっきのチクっは、何?


「好きなのかな…」


転勤から帰って再び登也に会った時、嬉しかったのは気のせい。
そして、そこからちょっと二人の間は、中学校に入ってからは特に、少し離れてしまった。
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