ひょうし/小説を書こう
コーラを飲んだことがない 1
作:のの/6年生 女子
 私は、コーラを飲んだことのない人。どんなに頑張っても、はじけた青春なんてしたことない。コーラと思って飲んでも、ちょっぴりビターなチョコジュース。せめて、甘ければいいのに。
「まさえ、次体育だから着替えよう。」
「うん」
 周りで目立った子達がキャッキャキャッキャ。どんとぶつかられても、みんな気づきもしない。きらっきらな女の子に群がって、「かわいーねー」「君のほうがかわいーよ」なんて話している。多分この学校で目立ってないのは、私たち二人ぐらいなんじゃないか。
「あいかー遊ぶから来いよー!」
「あ、うんー」
 え、あいか、今誰に呼ばれた?あの声は…
「あ、まさえ、私プリティナと仲良くなったの。だから付き合い悪くなるかもだけどっ…じゃあね」
 たたたと駆け出すあいかの後姿を見て、心の中で座り込んだ。プリティナ?私の学年で一番かわいい、プリティナ?あの子達はプリティーでティナちゃんがリーダーのようだから「プリティナ」だ。そんな中に、あいかが呼ばれたの?あいかは地…。いや、地味なんかじゃなかった。ほっぺはいい色に染まっていて、ダテメをやめ、おまけに服も少しおしゃれだった。…もう濃すぎるチョコレートジュースに早変わりだ。
 青春を求めていたころは楽しかった。少し高めの化粧水を買ったり、可愛い服を買ったり、おしゃれな髪型を研究したり、目立つ子に少し似せてみたり。けれど、あいかが勝った、といってもおかしくない結果だ。
 多分私なんかといたら青春群像劇が終わっちゃうから「付き合い悪くなるかも」と言ったんだ。きっともう、遊ぶことはない。コーラを飲むどころか、チョコレートジュースが苦くなるなんて、神様のバカあぁ!
 次の日は休みだった。私はソファに寝そべり静かに泣いた。高校生になって独り暮らしでよかったぁ。
 チャイムが鳴る。
 私はこのときは知らなかった。このとき扉を開けなかったら、青春が始まらなかったということを。
ガチャ
「失礼します…」
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