ひょうし/小説を書こう
トモダチのやる裏切りの刑は。
作:のの/5年生 女子

これから始まるお話は、ある女の子と、その「友達」の話です。

 私は田中ユユ。「ユッちゃん」と呼ばれている。私には、ただ一人、友達がいる。他にも仲良くしている子はいるけれど、その子はなんだか特別だ。その子はー…
「あーユッちゃん遅い。遅刻しちゃうじゃんよー。」
毎日一緒に登校しているこの子、松村七恵。大好きな「友達」というよりも、親友という感じ。いつも、なんでも話し合っている。
 今日は5年生から6年生になる日。今まで私たち、同じクラスだったけれど…。
「あちゃー。七恵、離れちゃったねー。私には他にも話し相手がいるけど、あんたは独りだもんねえ。おまけに、いじめられっこ。」
 そう。前のクラスで、七恵はいじめられていた。いじめっこは転校したが、クラスメイトの心に(いじめてみたい)という気持ちが植えつけられたはずだ。私は同じクラスだったから守れていたけれど、これから、どうしようか。でも方法はない。
 私は「仕方ないことだよ」となだめ、自分の教室に向かった。心には不安と、七恵に何かされるんじゃないかという思いでいっぱいだった。なぜなら、前に「何があっても七恵を守るよ」と約束をしたからだ。そのとき七恵は、「嘘ついたら針千本飲ますよ。」と真剣な目で言った。私は少し、その目におびえていた。それは今でも変わらない。
 放課後。私が待ち合わせ場所の校門にいると、七恵がやってきた。七恵は暗い声で言った。
「なんで、来なかったのよ。」
 ゾクっとした。私は震えた。七恵は震えた。
「まあ、いいかぁ…。明日、「ユッちゃんは裏切り者です」って言えば、私はいじめられなくなるし、私の怒りは晴れるしね…。」
 もしかして、「針千本」を持っているんじゃ…と、私は七恵の手を見たが、何もない。かばんも妙なふくらみはない。私が七恵の顔を見ると、七恵は言った。
「針千本の変わりに、裏切りの刑千回してあげる。」
 私は座りこんで七恵の顔を見つめていた。そんな、そんなっ…!
 考えていると、七恵の後ろから顔が見えた。「いじめっこ」…ううん、もう、「仲間」だった。気づけば皆一本ずつ燃えたマッチを持っている。私は声が出なかった。
 皆は奇妙は笑顔を浮かべ、マッチを振り上げた。そして、私めがけてー…。

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