ひょうし/小説を書こう
つよし
作:のの/5年生 女子
 僕の町には、「つよし」と名づけられた木がある。なぜか僕の町では、すごく大事にされている。
 何年も昔から気になっていた僕は、一緒に住んでいるひいばあちゃんにわけをきいた。
 するとひいばあちゃんは、こんな話をした。

 何十年も前、戦争が始まったころ。森林は燃え盛り、どんどん消えていった。
 町の皆は、豊かな森林が無くなっていくたび、心を痛めた。
 そんな日々を送っていたある日、ある女の子が、持っていた苗木をある場所に植えた。減った森林を取り戻そうと、女の子がしたことだった。
 戦争の中、森林が燃え盛るのは止まらない。だが、女の子の植えた木だけは、すくすくと育ち、立派な大木となっていた。町の人々は、おおいに喜んだ。
 だが、町の人々は深く考えた。もしかしたらこの木も、燃えてしまうのでは…。と。
 だが、木は折れることもなく立っていた。なにをしてもびくともしない。
 町の人々は、その強さをたたえ、「つよし」とその木に名づけた。苗木を植えた女の子は、その名前を気に入らなかったが。
 いつしか戦争は終わった。失われたものが沢山ある。だが、その木は折れもせず、そこに立っていた。
 町の人々は植木を植えた女の子と、強く育った「つよし」に感謝した。そして
「この「つよし」を、町で大切に守ろうではないか。」
というある人の意見に、皆はとても賛成した。
 苗木を植えた女の子は大人になり、おばあちゃんになり、…今ではひ孫にこの話を聞かせている。

 そこで話は終わった。僕は驚いた。苗木を植えたのが、ひいばあちゃんだったなんて!
 僕はペコリとおじぎをして「つよし」を見に行った。強く生きた木…。僕は深く頭を下げ、「つよし」を見つめていた。 
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