ひょうし/小説を書こう
異世界ガール4
作:ピツジ☆/5年生 女子
ーアンタの力は何?ー
少女に問われ、少年は立ちすくんだ。
少女の目は見る見るうちに興味でいっぱいの色になり、
少年は大きなため息をついた。
自分がもう死んでいることも、ここが異世界なのも、
兵士と戦わなければいけないことも、
記憶のない彼にはどうにか納得できた。
というよりは、納得するしかなかった。
気持ちも戦う気・・・にはなっていなかったが、
その気になろうとはしている。
だが、そんな中で彼には言い出せない問題があった。
その問題とは・・・
「あの、俺力なんて分かんないんだけど・・。
使ったこともないし・・。」「へ?」
そのとたん少女の瞳からは輝きは消え、
彼女は棒立ちになった。「う、そ・・。」
「ごめん、ホント・・。」「逃げてるときとかに
使わなかったの?し、自然に発動したりとか!!」
「なかった・・・。」
そう、少年の言い出せない問題とは
彼は自分自身の力を何一つ知らないということだった。
屋敷から全力疾走してきて使うどころではなかったし、
そもそも、そんなものがあるということさえ
知らなかったのだ。
「そ、それじゃぁ事情が分かったって何も出来ないじゃない!!
どうするのよ!!」「ご、ごめんなさい・・・。」
「しょうがない、それじゃぁ・・」
ドォォォォォォォォォォォーーン
少女が何か言いかけた時、静かな森林で
耳をつんざくような爆音が響き渡った。
「っな、な!?」
「アンタが屋敷から抜け出したのがバレたんだ!
兵士たちの軍団が来る。やらなきゃ!!」
で、でも俺力が・・・。」「えぇ、分かってる。でも
出来る限りの事はやって!!」「ハ、ハイ!」
少女のあまりにも真剣な声に、少年は逆らえなかった。
逆らえたとしても、少女一人置いて男が逃げるなんてマネ、
彼はしなかっただろう。
すると、森林の奥から何十人もの兵士の声と、
馬の力強いひずめの音が早くも二人の耳に飛び込んできた。
「来た・・・。行くよ!」「ぅえぇぇぇ?」
少女は急に走り出すと、切り立ったがけへ続く坂道を
猛スピードで上りだした。「な、急にどこへぇぇー!?」
「あの大人数相手で正面から言っても、ただバコーンって
ぶつかって、吹っ飛ばされて終わりでしょ!だから、
十分に高いところで襲撃するの!」
そういうと、少女は足のベルトから銃を取り出し
得意げに構えて見せた。「それに、この狭さじゃ
兵士たち入ってこれないでしょ!」
少女は坂を指さして叫んだ。確かに、この坂は
子供一人がやっと入れるくらいの大きさだ。
「あっ、そうだ!」少年は何を思ったのか、
急に走り出した、とちょうどその目線の先には大きな岩が。
「「さぁ、戦闘開始だ!!」」
ぴったり重なった二人の声が、崖の上に響き渡った。
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