ひょうし/小説を書こう
異世界ガール
作:ピツジ☆/5年生 女子
少年は顔を上げず、少女はじれったそうに足を踏み鳴らしていた。         1          
「アンタが黙りこくってからかれこれ十分。
いい加減なんかしゃべってくんない?」
だが、少年は口を開こうとはしなかった。
正式には開けなかったといったほうがいいだろう。
なぜなら、
「俺は・・・、名が、分からない・・・」
「やっとしゃべ・・・っえ!?名が分かんない?」
少年はつらそうに首を縦に振った。
「ってことは・・・、アンタ来て間もない新人ね?」
「あぁ・・。」
「じゃあこの世界のことは?」
「何も知らない・・・。」
「あっそ、じゃあ先輩として教えてあげる。
この世界は・・・」
少女の説明は「えっと〜」や、「で〜」がほとんどだったので、
まとめるとこうだ。世の中の人間は皆、死んだあと異世界に贈られる。
送られた人間は一番最初に異世界を仕切る者がもつ
大きな屋敷へ搬送されたあと、改造やらなんやらをされて、
その屋敷の兵士にされるらしい。少年を追ってきたのも、
その兵士の一部だろう。話によれば、搬送された人間はまず最初に、
自分の記憶を調べられ、記憶をもとにした力を与えられる。
その力は人それぞれで、天気を操る人もいれば、
火炎を操る者もいるらしい。そして、力を得た人間は、
生きていたころの記憶をすべて消される。
生きていたころの友達や、家族。もちろん自分の名前も。
そして、別の記憶を植え付ける。一切逆らわないような、
いかにも「俺は兵士だ!」みたいな記憶を。だが、
別の記憶を植え付けられる前に、運よく逃げられるものもいる。
力を得て記憶を消された後、その人間はある部屋に入れられる。
そこでいったん眠らせてから、記憶を植え付けないと、
脳がついていけない場合があるんだそう。
たいていは目覚めないまま、記憶を植え付けられることが多いが、
奇跡的に目覚めることがあり、その瞬間に逃げれば、
助かるかも、ということだった。だが、目覚めた人の中で、
助かったのは、少年と・・
「えっ、君も?!」
「えぇ、逃げてきたときにもう一人女の子がいたんだけど・・」
そこで少女は言葉を切り、顔を伏せてしまった。
「でも、いいこともあるよ!異世界で、兵士たちを
じゃんじゃん倒して、自分の記憶を取り戻せば、
来世として生き返れるんだって!!」「えっ!って、兵士を?」
「うん、簡単でしょ?力があるんだから。」
そういうと少女は足につけたベルトから、銃を引き抜いた。
どうやら彼女の力はスナイパー(?)的なものらしい。
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