ひょうし/小説を書こう
主人公が死んだ。≫2
作:まかろん/中学2年 女子
随分と自分勝手なことをされたものだ。

「No.22の主人公が自殺を図りました。」

タブレットを片手に秘書が告げる。男は溜め息を吐くとボソリと答えた。

「またか。」
「ええ、またですよ。」

秘書の返事に男は額に手を当て、うなだれた。
指定されたモニターを覗くとそこには幾度も見たであろう気味の悪い笑顔のままで首を吊っている少女が見える。

「相変わらずだな。これで何度目だ。」

モニターから秘書に視線を移す。秘書はほんの少しだけ眉間に皺を寄せる。
これも何度目の質問かわからない。

「そうですね…ええと、58回目です。」
「多いな。」
「そうですね。」

秘書は男の意見に同意し、少し時間を置いてから静かに男を見ると口を開く。

「…どうしますか。」
この子をどうするかはあなた次第です、とでも言うような視線を男に送る秘書。
「…もう死体を見るのは御免だな。」
男はその視線をきっちり捉えたが、上手く答えられなかった。
「ですよね。」
秘書は頷く。

「じゃあ処分ですね。」
秘書は何の躊躇いもなくその言葉を口にした。

「だな。」
同意するしかなく男は肩を落とし、またもや溜め息を吐く。
蒼白な顔にポツンと出来た目の下のクマがとても目立つ。

「疲れているようですね。」
男が疲れていると悟った秘書は見据えた目で男に声をかけた。
ポーカーフェイスでも相手を心配するという感情はあるのだろう。

「ああ、その通りだ。」
男がよく気がついたな、と付け足す。
秘書は顔に出ていますと淡々と返した。

「私が手伝う必要はありますか。」
男は一瞬考えるとすぐに返事をした。
「じゃあ、処分を頼む。私はしばらく寝ることにするから。」

「承知いたしました。」秘書は頭を下げる。

男が寝室へと戻っていくと秘書は作業に取り掛かった。
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