ひょうし/小説を書こう
主人公が死んだ
作:まかろん/中学2年 女子
首を絞めたら幸せか。
息を止めれば幸せか。
死んでしまえば幸せか。
ならば私が生きている意味は無いだろう。

『今日こそ死のう。』

お気に入りのぬいぐるみを抱きしめた。
その手は震えていて、私の意気地の無さを表しているようだった。
上を見上げるようにして天井から吊るしてあるロープと、その下に置かれた踏み台を眺める。
何度あそこに立っただろう。何度首に輪を通しただろう。それでも私は最後までいけなかった。やれなかった。できなかった。
あのまま階段1段分の高さから落ちるだけで私の息の根は止まるのに。
私はまだ怖いのだ。人間は脆いくせして強いのだ。
簡単に壊れてしまうくせに壊れることを拒むのだ。

私の命は生きたいと叫んでいる。心臓が脈打っている。
けれど私の頭は死にたいと訴えている。消えたいと泣いている。
何故だ。心は体を追い越せないのか。
人間の本能をひっくり返すことはできないのか。
私はゆっくりと息を吐いた。部屋の中は驚く程に寒く白い息が見える。
空気を吸って吐くだけで生きることができる。逆にこれを遮断するだけで人間は死ぬ。
こんなことでアホみたいに私は悩んでいるのだ。
だが、これも今日で終わるのだ。
踏み台に乗り、輪っかに首を通した。
『私は死にたい。』
声が震える。足が震える。もうやめようか。
死ぬのはよそうか。明日にしよう。

そう考えた意気地無しは降りようとしてよろけた。

「あっ」

カランと踏み台が転がる。
私は輪っかに首を通したまま下にすとんと落ちた。
床に足がつかない。
私は思った以上の苦しさより勝る息が止まる嬉しさにニタニタと笑った。
嬉しい。勇気も要らなくなった。
偶然死ねるのだ。やっと。これで終わる。

口角を思い切り吊り上げた。




【後書き】
多分続きます。

長文が打てないバグは治りました、(


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