ひょうし/小説を書こう
孤独イレイサー X
作:恋愛マンガの脇役R/中学1年 女子
(前回の続き)

10「愛のカタチ」
どれくらい眠っていたのだろうか。
重い瞼を開けると、そこには知らない大人達がいた。
母さんと父さんを呼ぼうと思ったが、そこで我に返る。
そうだ。母さんと父さんは死んだんだ。
じゃあ、今目の前にいる人達は 警察かな。
なんて この状態でよくそんな軽い思考が出来たなと我ながら思う。
そうか。私はあの時 思考がまとまらないあまり、考える事を諦めたんだっけ。
警察の人達は「何か覚えてるかな?」「出来たら何があったか話してくれる?」などと、こっちの様子を伺ってくる。
私はとりあえず、今 言うことを言った。
「おはようございます」
               ☆★☆
後から分かった事だが、母さん達は 私の為に結構な額のお金を集めてくれていたようだ。玄関に置いてあった黒いトランクの中には、大量の札束が丁寧に並べられていた。
そして警察の人によって、母さん達の書いたと思われる遺書が見つかった。
そして、私の両親達は「自殺」だと片付けられた。
私を受け取ってくれるという人はいたが、私はまだ 心の整理がつかないままだ。
どうして私を一人にしたの?もう母さん達がいなくなった世界で どうやって生きろって言うのさ・・・。どうせだったら、私が死ねば良かったじゃん。
二人が死ぬ必要なんてなかったはずなのに。私をこんな世界に置いてけぼりにしないでよ・・・。ねぇ、母さん 父さん・・・。
そんな思いだってもう届かないって知ってる。こんな事意味が無いんだって・・・。
その時、ある日父さんがベロベロに酔って、ある事を言っていたのを思い出した。今まで忘れていた言葉。
「弥生はぁ〜、間違うんじゃないぞ〜。間違った子になるなよぉ・・・」
父さんはそう言って、ぐうすか寝てしまった。
その時の私は その言葉の意味が分からなかった。
でも、今なら・・・・・・・・。
・・・今でも 分かる訳無いよ。あれは どういう意味だったの?
父さんに聞いてみたかった。実は編み物が得意だった母さんと一緒に マフラーを作ってみたかった。もっと三人で、楽しい話をいっぱいしてみたかった。
もっと皆でいたかった・・・。
ねぇ!何で死んじゃったの!?もっとしたかった事がたくさんあったのに。
何で、お礼までさせてくれないの?
「私の事、本当は大事に思っていてくれてありがとう」って言葉くらい言わせてよ。
最後は、「さよなら」くらい言わせてよ・・・・。
こんなの あんまりだ・・・。
私の目には大粒の涙が溢れていた。そして、まるで「もう泣いて良いんだよ」と言われているように、たくさんの涙が流れていった。
弥生「・・・母さんと父さんが死なないでくれたのなら、私なんてどうなったって良いのに・・・!くそぅ・・・、もう嫌だよこんな世界!こんな世界なんて・・・・・大っ嫌いだ!!・・・うっ・・・、うぁあ・・ぐすっ・・」
誰もいなくなった家の中には もう家具さえもなかった。ただ残ったのは、点々とした涙の後だったのだ。
                 続く
あとがき☆
ど〜も!
もうすぐクリスマスですね。
私は クリぼっちですわ・・・(泣)
おなまえはハンドルネームでいいです。
ID
パスワード 
ハンドルネームの後に(本人)をつける つけない
 ログインすると、IDなどが自動的に入ります。
お名前 
男女 女の子  男の子
学年 1年生  2年生  3年生  4年生  5年生  6年生
ようちえん  中学1年  中学2年  中学3年  大人
かんそう