ひょうし/小説を書こう
鼓笛のレクイエム
作:湊/6年生 女子
ドアがガチャリと音を立てて開く。
いきなり冷たい雨が頭に当たって、僕はびっくりして目を閉じた。雨が降ってる。吊るしておいたてるてる坊主が効かなかったんだ。天気予報も、今日は晴れるって言ってたのに。嘘つきだ。ぷるぷる震えながら頭を抱えて立ちすくむ僕に、屋根に吊り下げられたてるてる坊主がケラケラ笑った。僕を笑っているんだろう。頭に血がのぼっていくのがはっきりと分かる。イライラして、てるてる坊主の頭をちぎった。すると、ちぎられたてるてる坊主の頭が泣きわめく。その声があまりにもうるさかったから、僕はびくっとした。
「う、うるさいっ!」
耳をふさぎ、てるてる坊主の首に結ばれた緑のリボンをむしった。お決まりのように、てるてる坊主はギャーギャーと叫ぶ。うるさい悲鳴に、鼓膜がやぶれそうになる。それぐらいうるさくて、耳をつんざくような声だったって事だ。
「ぎゃあぁぁ、ごめんなさいっ! 僕が悪かったです! すいませんでした!」

玄関の近くの土に手をつき、ほとんどヤケクソになりながら謝る。
土下座から顔を上げると、またあののんきな顔でてるてる坊主が笑っていた。
その顔がやけにいらついたが、今何かをすればまた泣きわめくと思うので、無言で傘を開く。小さな赤い花がぱっと開いた。
雨雲のせいで薄暗く濁った空はじめじめとして嫌味だ。あぁ、雨ってやだな。
気分が重くなる。晴れの日ならそうでもないのに。真っ赤な子供用の傘は動くたびにゆらゆら揺れた。今更子供用の傘ってのはダサいし、買い換えようかなぁ……。
ぼーっとそんなことを考えながら、待ち合わせ場所の近くの小学校を見る。
緑色があふれる中の小学校は、いかにも田舎の学校といった感じだ。
その裏側に、山に登る道があることを僕は知っていた。花壇と木に隠れてわかりにくいけど、ずーっと入り組んだところに道がある。ここを僕は通らなければいけない。
きょろきょろと周りを見ながら、そーっと静かに道を行く。
この学校の関係者でもない僕がいることを見られたら、面倒くさいだろうし。
それに、待たせることになっちゃうから、急がなきゃ。

山道は視界がかなり悪く、雨のせいでところどころ滑りやすくなっていた。
舗装もされていないせいから大変だ。
足元を気にしながら歩いていくと、汚れたトタンの集まりがあった。
トタンは5、6枚ぐらいあって、1mぐらいに積み重なっている。小さいテントみたいな形といえば分かりやすい。ただ、トタンが一部分だけなくなっていた。くぐれば、トタンの中に入っていけるような形になっている。
「おーい、いる? ………あぁ、もうきてたの?」
トタンの間を覗き込んでみると、奥の方に人影が見えたので僕もトタンのテントに入って行く。案外中は大きい。人が5人ぐらいは入れるだろう。
僕を見て、形になっていない顔が笑う。

「さてと。今日は何をしようか」

遠くから、鼓笛隊のマーチが聞こえた、ような気がした。





あとがき

どーもー。
ミルクセーキの作り方を調べたら歌で作り方を教えてくれる動画があったのでワクワクして聞いてみると、息づかい荒く、そしてやたらにエロく
「み、み、み、み、み、ミルクセイキの作り方、ま、まず材料を用意します、材料は卵2個
牛乳400cc………(中略)
次に…次にぃ!先ほど作った、あぁぁっ、メレンゲの中に卵黄、砂糖、バニラエッセンスを混ぜながらそこにラム酒を加えて…あ、あわわぁ、あ、ああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
とか言われた湊です。
しかもそれを歌っていたのが私の好きなバンドで何とも言えません。

で、今回はオリジナルではなくcali≠gari様の「君が咲く山」を書きました。
ついでに、ミルクセーキの歌を歌っていたのもcali≠gari様です。センスすごい。
これ、次回も続きます。長くなりそうだこれ……!
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