ひょうし/小説を書こう
桜散る夜、友情物語は終わる 5
作:のの/5年生 女子
 胸が鳴っている。それよりも、気になっていることがある。
「どうして、この桜の木に…!」
 弱虫なユミが、なんの目的もなしに、こんな嫌なうわさのある桜の木に来るはずない。
 前の私のように、なんらかの目的で、ここに来て、何かを実行しようとしている…?
「てかさー、ユミ、ひどいよーっ!キャハハハッ!」
 ユミの、お母さんの声!?そんな、お父さんの声まで!家族全員で私をだまそうとしているんだわ…!
「私が何かしたかーっ!」
 私は思わず、その場に入り込んだ。ユミとユミの家族は呆然としている。私の目は、隙の無い目だった。
「ちょ、黄泉さん、どーし…。」
 私はその言葉が終わる前にユミの服の襟をつかんだ。
「私に何をしようとしていたの!?」
 そう言い放ったとき、ユミの家族が桜の木から遠く離れた。私には、その意味が分かった。それが悟られないよう、すれ違いさまにこう言った。
「もう、いいからね。」
 そのとき、強風がおそった。桜の花びらが舞う。
「っ…!」
 私は声を発せなかった。ただそこに、たちすくまった。
「ユミ…。」
 ユミは笑顔だった。私はわけが分からなかった。なんで、笑っているのか。
「私が、この桜の木を植えたの。ごめんね。私はどうしても、人を傷つけてみたかった。だから…。でももうやめるわ。呪いは解いたわ。」
 私はなぜか怒らなかった。絶対怒るはずなのに…。
「うん、解いて正解だよ、ユミ。このお騒がせー。」
 私はユミと笑い合った。

予告
 なんと!!次回で最終回!感動のラストを見届けろっ!
 のの
おなまえはハンドルネームでいいです。
ID
パスワード 
ハンドルネームの後に(本人)をつける つけない
 ログインすると、IDなどが自動的に入ります。
お名前 
男女 女の子  男の子
学年 1年生  2年生  3年生  4年生  5年生  6年生
ようちえん  中学1年  中学2年  中学3年  大人
かんそう