ひょうし/小説を書こう
マジカルパワー1
作:狛羽/6年生 女子
塔歌は咄嗟に光の鎌で薙いだ。鮮血が飛び散るが気にしていられない。後ろに転びそうになりながら後ずさる。
「瑞葉!瑞葉ッ!」
塔歌は叫びながら使い勝手の悪い鎌から短剣に作り替えつつ叫んで必死に抵抗している瑞葉を見る。
「ごめんッ!!!」
塔歌は目を伏せてポケットから”ヤミの石”を取り出して真っ暗な虚空に放り、ぎゅっと目を瞑って、
塔歌はいなくなった。
「塔歌あぁぁぁぁぁあ!!」
光のもとがいなくなった魔界で瑞葉の絶叫が虚しく響いた。



1、<ミュー>
一葉が校長室のドアを開けると塔歌と日和が応接室用のワインレッドのソファに腰かけていた。
「一葉ちゃん、お疲れ。今日クッキーだけど」
塔歌が紅茶を日和の隣に座った一葉に進める。
「いただきます」
その紅茶は甘くて温い。一葉が甘さに辟易しながら飲んでいると校長室のドアがいきなりガチャリと開いた。顔をのぞかせたのは見覚えが無い少女だった。
「ああ、月読命ちゃん、いらっしゃい」
月読命と呼ばれた少女は勝手知ったるというふうに入ってきて一葉と日和に向き合った。
「えっと…どちら様?」
日和が塔歌と月読命の間の空間に問うと二人から返信が来た。
「月読命だ」
「月読命ちゃん」
「・・・そうじゃなくて、月読命はどういう存在で、私たちにとって関係があるのか」
一葉のフォローに日和はこくこくと頷く。説明しようと塔歌が口を開いたとき、ドアが開く。
「え、誰?!」
遠慮が無い叶波の頭を肘の位置はそのままで理舒はぱしっと叩く。
「痛い!・・・それで、えっと、どちら・・・」
「ツクヨミ・・・だってさ」
漢字が当てられるはずもなくイントネーションが危うい日和である。
「月に読むで命だ」
機微に鋭いのか月読命が淡々とした口調で答えた。
「これで全員そろったわね?」
塔歌が全員を見回して頷く。
「じゃあ説明しようかな。月読命ちゃんは時を操る力のひと。今日の昼奥の事務室から戻ってきたら月読命ちゃんがいてね。事情聞いたら時の力持っていて、日本刀で戦えるそうでね。入学するのか聞いたらそれは必要ないって。それで試しに中三の期末やらせてみたらオール満点、入学する必要なくて。だからもういいよねって。学校は問題ないしか言わないし。だから今日から仲間かな」
「・・・へぇ、中三オール満点・・・」
一葉の瞳が艶かしく光る。日和は引き攣った笑みを浮かべて内心突っ込む。
―この知識野郎め。
確か中三最後の期末は英語だけ一問落とした。一葉がここまで高得点をとれるのはミュー、すなわち異能者の定めでレベルの低い私立に来ているためである。
「まあ、仲間なんだよね?宜しく」
叶波が口角を上げて笑った。

後書き
こんにちは。INDIGOLEAFは当初の予定どうり内容に関係のない話をだらだらとやって、こっちはただ進めます。あんまり気にしなくていいです。
ミューはミュータント(突然変異者)の略です。
コメント・アドバイスお待ちしています。
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