ひょうし/小説を書こう
マジカルパワー最終回ーdarkvanishー下
作:芯筆/6年生 女子
静寂を突き破り高らかに音がたった。理舒が軽く眉をひそめている、理舒の能力発動時の癖だ。その音は心地よく虚空に響く。その虚空に一筋光が走った。
姫香の頬に一筋、涙が滴って、そして。
「姫っ・・・・」
一葉が息を呑んだ。一葉は茫然と「姫香のいた場所」に落ちているペンダントを眺めていた。



「理舒・・・?」
叶波が理舒を見ると理舒は首を振った。
「違う・・・俺じゃない・・・」
「え・・・・・・・・・・・・?」
日和が理舒の心情を読む。嘘は無かった。本気で動揺している色をしていた。


「秋葉・・・・・」

月読命の瞳が紅かった。怒ったときの色の瞳はその雰囲気にそぐわない。
「秋葉?!」
一葉が頓狂な声を上げる。叶波も一葉の目線を追って、
「えええええ?!」
茶髪っぽい長い髪の少女だった。
「あれ、遅かった?」
秋葉らしき人物は首を捻った。
「おっせぇどころじゃねぇわ馬鹿もん!お前がもうちょい早けりゃぁもっと穏便!」
「月読命口悪っ!?」
一瞬で和んだ雰囲気に日和が突っ込んだ。
「いいじゃんか、姫香戻したの私だし!」
「ああめんどい!」
月読命は混乱する5人に早口で説明を捲し立てた。
「一葉、前に言ったこと全部嘘!ごめん。えっと、一葉のいう通り一葉はペンダントに神が宿ってて神で、神になってる秋葉は神の姉妹で、だから一葉と秋葉は双子、姫香は魔王で瑞葉と仲良くて、瑞葉が一葉産んで一葉と瑞葉に秋葉殺し掛けたとこみられてやべぇってなりまして、瑞葉処刑で一葉は能力ないと思われてたから人間界にシュート、拾ったのが豪邸一葉家。秋葉は実は死んでなくて、悪魔たちの間で育った。そのペンダントは瑞葉が持ってたお守りで、姫香が偶然見っけて持ってて、秋葉は音の力の人で、私は単純に人間から生まれついて悪魔に襲われてなんか助かって引き取られた。その時仲良かったの」
わぁ怒涛の勢いってこれを言うんだ。日和は軽く鼻白む。
「それはいつ知った?」
「さっき!いいから悪魔の特殊能力使ってテレパシーってくんの辞める!」
「おいストップ、テレパシーって!」
流石に叶波が割って入った。
「いや、悪魔の中で育つとできるようになるんだよー・・・」
秋葉が空を仰ぐ。
「ね、わかったでしょ。月は一葉ちゃんに嘘言ったんじゃなくて、そう思うようにされてたわけ」
「月・・・?」
「月読命よ月読命」
軽くやさぐれて秋葉が答えた。
「だからな、」
月読命が話を戻そうと咳払いする。
「ミルア、お前は生粋の悪魔なんだよな?」
天音は重々しく頷いた。日和は刺された顔をした。
「ということでサクッと諦めてくれると助かるんだけど」
秋葉の口調は軽い。しかし有無を言わせぬ響きがあった。
「・・・わかった、勝ち目はない」
天音は槍を消して日和に「ごめん、ごめんね」―謝った。
日和は唇をかんで俯き、
「許さない」
小さく強く、呟いた。
天音は背を向けて消えた。





後書き
終わったよ、マジカルパワー。ここまで受験2週間前まで続けられたのも皆さんのおかげです。第二期はだらだらと種明かしや学校行事突っ込んでいくよ。第二期もお付き合いしてくださいな。
皆さんからキャラクターにコメントくださるとお返しします。質問もどうぞ。
では、第二期でお会いしましょう。
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