ひょうし/小説を書こう
彼女が髪を結ぶ理由。
作:芯筆/6年生 女子
知らなかった。
もう治らない病気にかかっていたなんて。







いつからか、玲佳ちゃんは学校に来る回数が減った。お母さんは病気だといった。玲佳ちゃんがいない日は淋しくて、つまらなかった。

いつからか、耳のすぐ下までしかない髪を旋毛のところで束ねて結んでいた。男子は丁髷とか武士とか云ってからかっていたけど、そのたびに玲佳ちゃんは悲しげな表情を見せるの。
「なんで髪を結ぶの?」
ポニーテールの私は一回聞いたことがある。玲佳ちゃんは首を傾げて、
「何となく?」
そう言って笑った。その笑みが悲しげなものだったのは覚えている。

それから何か月か経って、玲佳ちゃんが学校に来る回数はめっきり減ってしまった。来ても笑ってくれないし、早退してしまうことも多い。
そして来なくなった。

流石に怪しんだ私は先生に訊いた。先生は泣きそうな顔をしてー
「未佳ちゃん、ごめんね・・・」
そういって、私を抱きしめて、体を震わせた。私はなんだか悲しくなって、目をぎゅっと瞑った。



「お母さん」
「なあに?」
「玲佳ちゃんはもう来ないの?」
お母さんは辛そうに横を向いて、先生みたいに抱きしめた。
「玲佳ちゃんね・・・重い病気なの・・・もう・・・会えないの・・・」
「会えないの?」
私はびっくりして聞いた。
「・・・にいるの・・・」
お母さんは呟く声は聞こえなかった。
「行きたい。会いたいよ」
お母さんは唇をかんで首を振った。

「今はね・・・・・・・・・」






お墓にいるの・・・・
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