ひょうし/小説を書こう
閉じた瞳
作:芯筆/6年生 女子
炎の中で、ゆらりと月が揺らめいた。





水の中で、印象的なキミのオッドアイが揺らめく。ぼくは、必死に手を伸ばすキミの温もりを感じて、至福感を感じた。こんななかで、死にそうで。
キミは来てくれた。
「羅遊っ!」
キミの声がくもぐって聞こえてくる。足が冷たいものに触れた。それが地面だと分かるまでに数秒かかる。思考が飽和してきているのをはっきりと自覚する・・・今までにない、不思議な感覚だった。顔が水面から出て、太陽が眩しい。
「羅遊・・・何してんの・・・?」
キミは荒い息で問うてくる。ぼくは静かに瞳を閉じた。
僕は、この浮世のすべてが嫌だった。頭の中に愛璃の顔が浮かび、ぼくは眉間に皺を寄せた。
ー「あいつです、あいつです!あいつが犯人です!」
愛璃と愛璃に同調する声が聞こえた時の絶望感が蘇って、無意識のうちに歯を軋る。
「ねえ、羅遊。何かあったんでしょ、羅遊」
聞かれたくないことは聞かないキミらしくなかった。間合いが読めて、人の気持ちを上手に読むキミ。ぼくは開けた瞳を太陽の眩しさに細める。
「御前らしくないな」
ぼくは口からついて出た言葉に自分で吃驚する。
「あんたぁ・・・っ」
キミの苦しげな声がして、続いて頬に痛みを感じた。キミが悔しそうな悲しそうなやりきれないような・・・・・・マイナスの感情をすべて含んだような表情が見えた。
「俺さ、俺の父さんさ、お前を助けて死んだんだよ?御前に自殺する権利一切ないからね?」



おなまえはハンドルネームでいいです。
ID
パスワード 
ハンドルネームの後に(本人)をつける つけない
 ログインすると、IDなどが自動的に入ります。
お名前 
男女 女の子  男の子
学年 1年生  2年生  3年生  4年生  5年生  6年生
ようちえん  中学1年  中学2年  中学3年  大人
かんそう