ひょうし/小説を書こう
Loneliness
作:hemu/中学3年 女子
「…今日も…ダメか…」

そう呟く少女が座っているのは、多種多様な死体の山。
それを影から見ていたであろう一人の男が恐怖のあまり、腰を抜かしその場に座りこんだ。

「ひっ…あ…ひぃい…」
「ん?あれ、君そんなところでなにしてるの?」

その場には似つかないふんわりとした声で少女は話かけてきた。

「お、おぉ、お前は…な、な、なん…なんだ…」
「僕?僕はねぇ…?」

少女は微かに笑うと男のところまで、跳躍し、胸ぐらを掴み地面に押し倒した。

「僕はね、ルナ・ムーア。ただの…」

パっと掴んでいた手を離したかと思うとその手で腰辺りにしまっていた小型の拳銃を男の眉間に突きつけると、ニヤリと不敵な笑みを浮かべて、

「ただの、亜人だよ…」

引き金を引いた。




この世界には、大きく分けて6種類の種族がある。
人口の大半を占め、魔力がまったくないヒューマン。
魔法を使うエルフ。
ハンマーを好むドワーフ。
武器や魔法を嫌い、拳のみを愛する巨人族。
俊敏な体質を生かす猫人族。
魔力も武器も使う天使族。
この6つだ。そして、エルフとヒューマンの中には特殊なものがある。
エルフの中でも下級にあたるダークエルフ。
そして、ヒューマンなのに魔力が使えるという稀な存在の亜人。
このダークエルフと亜人は種族内で差別を受けている。
ダークエルフは下級ということもあり、他の者に逆らうこともできず、様々なことを命じられ、最悪な人生を送っている。
亜人は、魔力を持っているということを疎まれ、恐れられているため、亜人を見つけたら有無を言わさず即刻処刑。庇ったり匿ったりした者も同罪とみなし処刑。そして、亜人を見つけたものには多大な賞金が渡される。
こうした不平等な世界に一つの事件が起きた…



そいつは、いつもの日常の中に突然現れた。
その日はここ最近の天気とは裏腹に雨が降りそうなくらいの黒い雨雲で空は一面覆われていた。
そして、突然、キーーーーーーンというような耳を塞ぐほどの音が鳴り響いたかと思うと空の雨雲が真っ二つに割れ、そこから階段のようなものが伸び、その階段を下りてくる者がいた。
その者は、外見からは男なのか女なのかも判別できなかった。
みんながみんな唖然とその人物を見つめていると、その人物はピタリと止まり、楽しそうに口を開いた。

『やぁやぁ、こんにちわ。突然現れてびっくりしたかい?我は、俗にいう“神”ってやつさ!まぁ、そんなことはさておき、君たちにある依頼をしたくてね。なに、依頼と言っても簡単さ!』

そして、神と名乗るそいつはまるでこれからゲームをするかのような無邪気な笑顔を浮かべてただ一言。

『殺し合え』

見つめていた僕達は、息を飲み、なぜ、なんのために、とそう口にしていた。

『なぜって、そうだなぁ…僕が楽しむため?っていってもみんなやってくれないよね…そうだ!この殺し合い…戦争で生き残ったものには、僕と同等の力をあげるっていう条件でどうかな?』

その言葉を聞いたとたん、天使族の一人が声をあげた。

「神!それは、ただ一人ですか!?」
『あー…うん、そうだね。仲間内の殺し合いってのも面白いよね。じゃ、そういうことで。みんな頑張ってねー!』

そういうと神はくるりと背を向け降りてきた階段を上っていった…。


こうして、ただ一人の楽しみのためだけに戦争が始まった…。
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