ひょうし/小説を書こう
チョコレート
作:しん/5年生 女子
―2133年
ここは東京・・・
日本の機械の開発はとどまることをしらずにとてつもない速さで進んでいった。
東京の人口は半分近くロボットの人口になり、21世紀の倍の人口になっている。

ブロロロロロ・・・
トラックの中できゃんきゃん騒いでいる子犬の姿が見えた。
ペットショップの方へ向かっている。最近は猫ブームがはやっているが、あまり、というよりほぼ犬を見ていない。なぜなのかは分からない。

<うーん・・・ここはいったいどこだろう?僕はなんでここにいるんだろう?>
僕は記憶がままならない状態でむくりと顔を上げた。窓を見上げてみた。
<ぼ、ぼくは怪物の中にいる!お、お母さんは?>
きょろきょろしながら僕はお母さんを探した が、どこにもいなかった。

怪物(車)はどんどん進んでいきやがて、「ペットショップ」というところについた。
<僕、なにされちゃうんだろう。>
怪物は止まり、怪物の中から男の人?がでてきた
「犬、トドケニキマシタ。薬ノ効き目ガキレテ、オキルトオモイマス。」
機械口調な声で男の人?はとなりにいる男の人に話しかけた。
「どうもありがとう、運転ロボットA-44。最近は捨てられた犬が野生化してきたな。
殺処分にならないためにも施設から引き取らないとね・・。」
男の人はいいながら僕をだいてペットショップの中に入っていった。
中に入るとにゃーにゃー猫の声が聞こえた。抱かれているとき、僕はふと思った。

―猫の数が圧倒的に多い!―

「あめりかんしょーとへあ」 「すこてぃっしゅふぉーるど」
などが今はすごく人気らしい。8匹くらいかな?
犬は僕もいれて3匹。
一匹は白のまるちーず 一匹は秋田犬
そして僕はといぷーどる。

僕は薄汚れたガラスケージの中にいれられた。
左には太った猫のおばさんが僕を上から下までじろじろ見ていた。
種類は「えきぞちっくしょーとへあ」という。年は・・50くらいかな?
<ほんっと猫の名前って長々しいからおぼえにくいなー>
そう思いながら右を見ると、さっきのまるちーずがいた。
<きゃんきゃん!初めまして!君はここにいてどのくらい?>
キンキンするような声で話しかけるとまるちーずがこっちを向いて
<まだ4ヶ月よ。それとあなた、うるさいわ!おとなりなんだから、もう少し静かにはなせないの?>
はあ。とまるちーずはため息をつく。
<ごめんごめん。君、女の子なんだね!なんて呼べばいい?ちーず?まっちー?>
僕が早口で話すとまるちーずちゃんはうんざりしたようで
<ふつーのまるちーずでいいわ。> <じゃあ僕もといぷーどるで!>
きゃんきゃん話していると女の店員さんが
「あんまり騒がないでねー。うさぎやハムスターが怖がっちゃうからね。」
そう言うと僕とまるちーずちゃんになにか茶色でべたっとしてる物をくれた。
「わたし新人店員さんだからねー。よろしくね。マルチーズ、トイプードル。これは初めましての印!チョコレートっていうんだよ。仲良く食べてね。」
新人店員さんはうれしそうに言うと猫たちのところへ行った。
美味しいのかな?これ・・
パクッ   <おいしーい♪>
<な!うまいよな!>
少し遠くで秋田犬の声がした。・・男だったのか
<きみはここにどれくらいいるの?>
まるちーずちゃんと同じ質問をすると<んー。忘れたけど、一年近くかねー。お前はトイプードル?おれは秋田犬のあっきーって呼んでくれ。もちろん秋田生まれだかんな☆>
<よろしく!僕はといぷーどるって呼んで。>
<なんかそのまんまだな・・んーじゃあといといってよぶかんな!>
<なんかへんな呼び方!まあいーよ。よろしく!>

ペットショップにきてもう3日たった。
あいかわらず飼いに来てくれる人はいない。暇だなあ・・
だらだらして待っていると家族づれのファミリーがペットショップに来た。
お!誰を飼うのかなー。わくわくしているとまるちーずちゃんがはあ。とため息をついているように見えた。・・気がした。
ファミリーは、「ろしあんぶるー」と言う青くて目が黒っぽいのをもらった。
チョコレートをくれた店員さんがまた来てくれた。
「大丈夫だよ。きっと新しい飼い主さんをみつけてあげるから。それまでわたしたちを家族だと思ってほしいな。」僕をなでながら店員さんは言った。
<ねえ。さっきのため息はなに?>
<ああ、あれ?あれはね「私たち捨てられて保護されている犬たちは、価値がない」ってこと。殺処分になりかけた犬たちをこのペットショップは引き取っているのよ。ほかの猫たちよりも毛が乱れているし・・>
殺処分って・・ころされちゃうの?いやだいやだいやだ!絶対飼われるんだ!

ペットショップの新入り店員さんは、毎日僕らに「家族だからね♪」と言ってくれる。
すごくうれしかった。その後もどんどん飼われた。
残り5匹・・犬は1匹も飼われなかった。
ある日、店員さんが、こんなことを言った。
「もし、後1ヶ月飼われなかったら君たちをみーんな一人残らず家族にしてあげるね♪」
この言葉を聞いて、僕は飛び上がるほどうれしかった。
<ねえねえ!まるちーずちゃん。店員さんがぼくらを家族にしてくれるって!殺処分ってのにならないんだよ!>
まるちーずちゃんはにっこりして僕に笑い返した。

あと一週間・・もうすぐで店員さんの家族になれる!
僕は店員さんの帰りを待った。ちょうど店員さんは2日間の旅行中だった。
でも・・いつになっても店員さんは帰ってこない。

二日後、店員さんが交通事故で死んでしまったことが分かった。
ショックだった・・家族っていってくれた新人店員さんが事故死なんて。
僕らを残しちゃって・・
<ねえ?あたしたちどうなっちゃうの?>
ウサギの女の子が重い沈黙をやぶったが猫と犬たちは何も答えれなかった。

―2134年
結局ぼくらを飼ってくれる人は探し回ってもいなかった。
「殺処分」
僕らは一生聞きたくない言葉を受け止めることになった。
6体の「殺処分ロボット」っていうのがぼくらを「ガス室」に一匹一匹いれていった。
ついに僕の番になった。僕は「Qー11」と言うロボットにつれていかれた。
すぐにあっきーもガス室にいれられた。まるちーずちゃんはどうなったのかな。
飼われたのかな・・それとも・・
考えていると、すごい吐き気におそわれた。
<うえっ!何このにおい。>
ぐすん。こんなに早く死んじゃうんだったら「といぷーどるのといとい短い一生の遺書」
書いとけばよかった。
<おい!てかどーやって書くんだよ。遺書!こほこほ・・・>
そーでした! なんて漫才してる場合じゃないよね。
そういえば咳もでてきた。
ああ・・5匹の犬猫と(まるちーずちゃんがいればだけどできれば生き残ってほしい)
3羽のうさぎと4匹のインコと死んじゃうのかー。
新人店員さん、ありがとね。次会うときは人間がいいかな。ロボットはまっぴら!
<家族って言ってくれて・・ありがちょー!!>


動物たちが、またこの世から姿を消した。
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