ひょうし/小説を書こう
君は必要じゃない。ー弌ー
作:エノモン氏/中学1年 男子
先日、物乞いの少年を街中で見た。
そして、ある出来事を思い出した。

私が小学生の頃だ。
私は酷い扱いを受けていた。これこそいわゆる『物乞い』だ。
本来ならば小学校に通う年頃なのだ。
家の貧困が厳しく私は物乞いで銭を稼ぐしかなかったのだ。
ある日。
今日も私は家を出て只管(ひたすら)人に物を恵んでくれるよう頼む。

ある日、日本から渡ってきた「宝くじ屋さん」というものがあった。
私はそれをまじまじと見つめていた。
当時の私には、3万ドル(日本円で約300万)は相当な価値だった。
私はボロボロの手提げの中身を探った。しかし1セント硬貨のかけらもない。
私は思い切って宝くじ屋さんの店員さんに聞いてみた。
「おばあちゃん、これ、何セント?」
僕はワクワクしていた。そんな少ない銭で大金がもらえるかもしれないのだ。
「セント?そんな甘くないわな。これは5ドルだよ、5ドル」
おばあちゃんは呆れたように言った。
「5ドル??高すぎだよ…」
僕はワクワクしていた頭の中を一気に真っ白にした。現実を見た。

しかし僕は宝くじをしたかった。
宝くじ屋さんの前で物乞いをした。おばあちゃんはもっと呆れたようだ。
おばあちゃん「やめだやめだ。そんな醜い姿は見てられん」
おばあちゃんは僕の手を無理矢理開けて宝くじの紙を入れた。
僕は嬉しかった。これまで僕を可哀想と思ってくれた人がいただろうか。
そして宝くじを手提げの小ポケットに入れてスキップで家に帰った。
僕「母ちゃん、これ見てみろよ、宝くじだよ」

母は驚いたようだ。
母「たからくじ…確か日本から渡ってきたらしいねぇ…お前、宝くじって何か知っとるか?」
母は言う。
僕「知ってるよ。5ドルが3万ドルになるんだよ。すごい話だと思わない?」
母「3万ドルを貰えるのはたった一人だよ?この広い街の中のひとりだよ?
ましてやこのあばら家だ。こんな家にそんな大金を恵んでくれるとは到底思えん」
母は現実を直視させるように言った。
僕は夢を諦めなかった。

《ツヅク》
〜後書き〜
新連載始めちゃいました。単発作品にしようと思ったけど長すぎて収まらんので
続くって書いときました。(適当)


おなまえはハンドルネームでいいです。
ID
パスワード 
ハンドルネームの後に(本人)をつける つけない
 ログインすると、IDなどが自動的に入ります。
お名前 
男女 女の子  男の子
学年 1年生  2年生  3年生  4年生  5年生  6年生
ようちえん  中学1年  中学2年  中学3年  大人
かんそう