ひょうし/小説を書こう
マジカルパワー20
作:芯筆/6年生 女子
あれだよ、と美紀が指さした未智流はよく見ると確かに所どころおかしい。
細い指、足。すっかり血の気の失せた顔。一葉達は知る由もなかったが、今までの未智流とは顔が明らかに変わっている・・・と、美紀は話した。
「ミッチ―、運動神経良いし、割としっかりした体つきの人なの。こんなに細くなかった」
普段は仲がいいのだろうか、確信を持ったように話す。
「とりま保健室?」
叶波が呟き、保健室に連れて行った。とにかく命に別条があるわけでもなく、容姿が変わったことについては謎だが、貧血か栄養失調の可能性もあるらしく、とにかく親に引き取ってもらったらしい。
・・・ということを姫香から聞いたのは数日後だ。つまり、
それほど重要な話として取り扱われなかったわけだ。

「神のご加護を」
月読命と並んで歩いていた一葉はずっと気にしていたフレーズを口にした。月読命は驚いたようにこちらを見た。
「なんで・・・」
月読命が呟いた。
「ねぇ、あなたは迦具槌秋葉って言ったよね」
「・・・ああ」
「夢の中で、誰かが『迦具槌秋葉か。”神の宿りし者”の神兄弟』って言ってたのを、はっきり覚えてる。迦具槌秋葉の兄弟が”神の宿りし者”なんでしょ?それは正しいの?」
「・・・」
月読命は黙っていた。沈黙は肯定にも、否定にも受け取れる。
「ねぇ・・」
「一葉には、関係しないことじゃないのか」
月読命は固い声で逆に問い返してきた。
「関係するわ」
すこし苛立った声は一葉に珍しいものだった。
「あなたは私の事を『特別な能力者』と言ったよね。それって、『神の宿りし者』とか、『神兄弟』とか全く関連しないの?ねぇ、それっておかしいと思わない?」
段々饒舌になっていく一葉に、月読命は顔をしかめた。
「まだ疑問はあるのよ。何故、姫香を危ないといったの?さっきの話と関連性はないの?」
「言っても信じないだろう」
「私が信じられないような理由で妹を危ぶめというの?」
一葉は月読命に食って掛かるような口調になる。相手がそうならこちらも自然と棘のある言い方になるのは当然だ、と月読命は思う。
「・・・傷ついても、知りたいのか」
一葉は月読命の黄緑の瞳が少し紅らんでいることに気が付く。
「悪魔だよ」
月読命は吐き捨てるように言った。
「悪魔かもしれない」
「そんなはず・・・!!」
一葉は一瞬、月読命の言う意味が分からなかった。意味を飲み込むと、猛然と抗議に出た。
「だって、ペンダントが光らないじゃない!それに、人型ってことは上級だよね。私が一人の時を狙えば、いつだって殺せる。殺せば悪魔は昇級できるかもしれないのよ!殺さない理由が・・・!!」
「・・・だから、結局は信じないじゃないか!!」
月読命は瞳を真っ紅にして怒鳴る。
「信じられないのに、自分が傷つくことも知りながら答えを求めて教えたら抗議する?冗談じゃない!こっちは一葉の危険を思って言ってるんだ!最初からすべてを話す手もあった!でも一葉の気持ちを考えて言わなかったんだ!本当の姉妹さながらに仲がいいんだ、悪魔だとしたら傷つくんじゃないかと思ったんだ!だから傷つかないように、でも警告だけ入れた、気を付けろって!なんで、どこが駄目だったんだ?」
一口に言いたいことを言い、一葉を見る。
瞳が碧かった。
緑ガ消エタ。
紅と碧。
二つの瞳が交差する。
世界に音が消えた。
真っ暗になった世界が、二人をの影を滲ませる。
世界はあくまでも黒く。
あくまでも瞳は紅く。
あくまでも瞳は碧く――――。
沈黙を、光が切り裂くその瞬間まで。


後書き( TДT)ゴメンヨー
いきなり一か月ぶりにマジカルパワー投稿したと思ったら前回の何やら重大そうな出来事があっさり片付けられ、代わりに100倍大事なシーンに突っ込んでいく芯筆です。

マジですみません・・・恐らくこれから美紀と未智流出ません。あ、佳奈は出ます、というか何気に重要です。これからも謎に新キャラめっちゃ出てきますが、宜しくです。

いつか迦具槌さんと佳奈さんと未智留くんの設定載せます。え?美紀はって?美紀はその場で咄嗟にだした奴なんで、何にも設定有りません☆

あとですね、最近文章が書きたいように書けないんですよね。だから最近の文章なんとも言えない敗北感(?)が漂ってます・・・誰か、アドバイス下さい。
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