ひょうし/小説を書こう
猫と吊り橋 12 Aルート
作:hemu/中学3年 女子
「…ん…ん?ここ…どこ…?」

目を開けると、そこは、山の入り口。

「…?なんで私、こんなところにいるの…?何…してた…んだっけ…?」

今まで何をしていたのか、思い出そうとするが…

「…っ…思い出せない…というか、思い出そうとすると頭が痛い…。」

頭を抑える。しかし、すぐにその痛みは引いた。とりあえず、立ち上がる雅梛。

「よいしょ…。ふぅ。どうしよ、今何時だ…?」

ポケットに入っていたスマホを取り出したとき、一緒に何か一枚の紙が落ちた。

「ん?何これ…?」

その紙には、『自分の欲望を知り、口にし、負けないこと。』と書かれていた。

「欲望…?なんだろ…?」

雅梛がその紙に書かれている言葉の意味を考えていると…

「みなぁ〜!みなぁ〜!どこにいるの〜!?」
「…‼日真姉…?日真姉〜‼ここ、ここ!」
「‼‼‼雅梛‼やっと見つけた!一週間も探したんだから!もう…見つからないかと思ってたよ…。」

姉が涙をこぼす。

「一週間!?そんなに…!?私、何してたんだろ…。でも、心配かけてごめん…。」
「っ…ひく…ううん。無事で、よかった…。とりあえずお母さんに連絡して迎えにきてもらうね。」
「うん…。」

その後、雅くんとお父さん、お母さんが迎えにきてくれて、とりあえずその日は家に帰ってゆっくり休んだが、次の日は、もちろんこっぴどく説教の嵐…。

「なんで、家出なんかしたんだ⁉」
「…私は…その…。」

(自分の欲望を知り、口にし、負けないこと。)

「…私は…‼自分の将来を、人に…お母さんお父さんに決めてほしくないの…‼だから…逃げたかった…。本当にごめんなさい…。でも、もう決めた。私は絶対にデザイナーになる!なんと言われようと諦めないから…‼」

雅梛は、まっすぐな目で自分の欲望を口にした。


そんな雅梛を“ある場所”から見つめる二つの影…。

「…負けなかったな…。」
『えぇ、よかったよかった。』
「これでまた暇になったな…。」
『ふふふ、また強い欲望をお持ちの方を連れてきますよ…。』
「ふん、楽しみにしてるよ…。」



雅梛は、お母さん・お父さんとしっかり話し合い、自分の決めた人生を歩み始めた…。








猫と吊り橋 Aルート 全12話
ご愛読ありがとうございました!次回作も読んでいただけると幸いです!

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