ひょうし/小説を書こう
僕の心と君の愛。
作:ひー/中学1年 女子






『ーーーそれはね、ここにあるよ』





僕の心臓と君の愛。






消えて行く。
きえていく。
僕の中から、『ココロ』が消えて行く。
心臓は動いているのに。
「……おはよう。今日の具合はどう?」
ドアがスライドして、君が姿を現す。手には、いつもの花。
「……いつも来なくていいって言ってるのに」
僕が言うと君は微笑った。
「……そんなこと言って、私が来なくて一番さみしがるのは貴方なのに」
寂しい。
さみしい。
サミシイ。
また減った。
また無くなった。
「……また減ったんだよ」
僕が呟くと、君は傍にある小さなテーブルに花を起き、僕の近くに歩み寄ってくる。そして、管だらけの僕の胸に額をくっつけた。
「……また減ったなら、また私があげるから。私は、貴方」
僕は呟く。
「……もう何も言わないでよ。失ったものは帰ってこないんだよ。僕の腕も、脚も、身体も、心もーー。もう僕は、僕じゃないんだよ。それなのに、なんで君は僕に構うの……?」
君はその綺麗な瞳で、僕をしっかりと見つめた。
「貴方は、貴方よ。私には、貴方は貴方にしか見えないわ。例え貴方の腕も脚も心も変わってしまったって、私は貴方を守り続けるの」
僕はいつも、君の瞳を受け取れない。
痛いんだよ。痛いんだよ。その優しさが。その気持ちが。その愛が。優しくされればされる程、僕の胸は痛むんだよ。僕は僕じゃなくなっていくんだよ。だからーーーーー

ーーーーーだから、優しくしないでよ。

君を愛していたいから。君を忘れたくないから。僕は僕でいたいから。
白くて殺風景な天井に目を向ける。君は僕に繋がっている管を撫でた。
「いつかこれが、なくなればいいのに」
君は呟く。そして立ち上がると、テーブルに置いてあった花を花瓶にいけた。
「…僕も」
何?と君は微笑う。
「……僕も、君と同じモノが欲しい」
君は首を傾げる。
「………『同じモノ』?」
それは。
「心だよ。もう僕には何も残っていない」
カラッポ。それが一番正しい表現だろう。身体も、心もカラッポな、僕。
「…………僕は……………カラッポな人間……なんだよ……………」
涙が溢れた。いくら拭っても止まらない。嗚咽だったそれは、そのうち声の無い号泣となって、静かな病室にこだまする。
君は黙って、花瓶から一輪の花を抜き取って言った。
「貴方は、一輪の花よ。細くてか弱い花だとしても、生きてる。ーー私は花が好き。だから、そんなカラッポの貴方も、私は愛してるの」
解らない。僕には理解ができない。だとしても。
もしもーーー。
「ーーーもしも、僕に『心』があるなら、どうやってそれを見つければいいの……?」
少し微笑んで、君が言う。



「ーーーーーそれはね、ここにあるよ」




あとがき
謎。
どうも、こんにちは、ひーです。なんかまた謎なのができましたね。
皆さん、蝶々Pさんのボカロ「心做し」ってご存知ですか? この小説と違ってとってもいい曲なんで、ぜひぜひ聞いてみてください!!
解釈長くなりそうなんで、暇な時にまた解釈説明の小説出しますね。
*解釈は個人個人で変わります。この小説はあくまでひー個人の解釈ですので、悪口コメントなどはご遠慮ください。
コメント、アドバイスお待ちしております(^o^)
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