ひょうし/小説を書こう
お話しましょう 上
作:がんえん/中学2年 女子


常に、人を疑いながら生きている。


「ね、ここから撮ろー!」
「落ちそー!怖ー!!」
「お前、男のくせにビビりすぎな!!」
壊れそうな柵に捕まり、男女約7人程が寄り合う。
暗闇に私達の汚い笑い声が混ざる。
腐れ縁のその輪に、私も溶け込んでいた。
長い棒の先に取り付けられたスマートフォンの画面には、街灯に照らされた私達の加工された顔がぼんやりと揺れている。
「なんで俺顔認証されねーんだよ!」
「人として扱われてないんだな。」
「うそー!イケメンなのにそれはないわー!」
「お前の言うの本当嘘くせー!」
「いや、これマジの話!!!」
女の高い媚びた声がまたお世辞を零した。

男女の関係。
それはよくわからない。
付き合うとか付き合わないとか、好きとか好意とか、それは自分しかわからないのだ。
だが、いくら自分で「好きじゃない」と言おうとも、あまりにその相手に好意的だと、それは他者から見たらただの“好き”なのだ。
そして、多くの男と馴れ合っていればそれは男好きの“ビッチ”ではないか。

私はそれが一番嫌なのだ。だが、そうしていないと私は孤独の世界に放り込まれてしまう。
私はただ、勇気がない。
それだけだ。


音の鳴らない撮影に、無言のカウントダウン。
写った私達の笑みの後ろに、

ナイフを持った男がいた。



「だれっ!!?」
素の出た女の低い声が出る。先程の高い媚びた声は何処へやら。
「あ、あれヤベーやつだろ……、に、逃げるぞ!!」
「うわあああっっ!!!」

一斉に、人が消えていく。
驚いた。何をそんなに驚いているのか、私にはよくわからない。
自分が死ぬかもしれないから?
それは、私を笑わせてくれる。リスカしただの、自殺願望がどーのだと、言っていたくせに。本音はそんなにも意地汚いとは。

なんて、呑気に考えていた私の目の前に、ナイフを持った男がいた。




「お話しましょう。」


――あとがき
お久しぶりです!こんにちは!
中学二年になりました、がんえんです!
今回は、生存確認的なものです。ですが、途中で飽きた&オチがないということで、上,中,下の3回にわけてあげることにしますー。たぶん、次回が長めです。
ちなみに、ホラーではありません。グロテスクな表現もないと思います。
では。生きていたがんえんでしたー!
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