ひょうし/小説を書こう
迷い家 ーマヨヒガと黒猫ー 27
作:凋叶棕(ティアオイエツォン)/中学1年 女子
「は…?あんた何言って…」
「さぁ、貴方の時間を頂戴致しますわ!」

次の瞬間、世界は止まった。

「さて…今度はもっと貴方を痛ぶって差し上げましょう!」

その彼女の笑顔は、まさに狂気の沙汰。

彼女が右手を動かすと、フォンダンに向かって水流が襲いかかってきた。



そして、時は動き出す──



「!?」
一瞬にして現れ、フォンダンに遅い来る水流。
「くっ…!?」
フォンダンはそれにのまれ、何もできず迫り来る水にただ打たれるばかり。
「っ……!!!」

濁流が晴れると目の当たりにしたのは、クナイを振りかざし狂気に満ち溢れた彼女の笑顔──



ザザ、ザザザ……

「…通信が悪くなったわね。水かしら」
「防水性はないのですか?」
「別に要らないと思って省いたわ」
「はあ……」

マルセルは大きく溜め息をつく。

「お嬢様大丈夫ですかね…なんかヒステリックな女性に追っかけられてたみたいですが」
「ん〜…」

「風の攻撃でも受ければ、あるいは…」
「そんなに運よく水を弾き飛ばしてくれるもんなんですか?」
「結構大雑把に作ってあるから大丈夫じゃない?」
「どうにも信用なりませんね、貴方様の言うことは」
「まぁ、それは無理もないわね。」

「お姉様!?お姉様ぁああぁああ!!?」

ルイーザは通信器機に向かって叫ぶハンナを見つめた。

マルセルはふと畔羅の方に振り向いた。


「63匹…」
畔羅は特に意味もなさげに折り紙で鶴を作っていた。




「………」

──井の中の蛙は、何も知らないんだわ。

勿論私のことも、大地震のことも。


私はフォンダン・ノワール。ここでこんな雑魚相手に──





──敗北するなんて、折角ここに来た意味がない!!!



フォンダンは素手でクナイを掴んだ。

「な、何ですって!?」

「お前みたいな、キチガイ野郎に……」





「負けてたまるかってんだ、コンチキショウめ!!!」

そう言うとフォンダンは思いっきり腹を蹴った。

「ぐあっ……!」

相手が数メートル先に吹っ飛んだ間に、フォンダンは立ち上がり服の泥を落とした。

「何処の誰だか知らないけど、いきなり襲い掛かるなんて…
親の顔が見てみたいもんだわ!!」

クナイを彼女に向けて叫ぶフォンダン。
かなりイライラしているのか、表情は怒りに満ちている。

「ルイーザ、聞こえる?」


「ルイーザ?ルイーザ?」

そう、フォンダンは通信機が壊れたのに気付いていない!

「ちょっと、ルイーザ!返事くらいしなさいよ!!」



「ふん…地上人風情がよくやるもんだわ」
「……あ」

フォンダンがキレている間に、相手は背後に回っていた。

「だけど、所詮はこれくらいで済むと思っているのね」



「お師匠には…指一本触れさせて堪るか!!!」

彼女が拳を振りかざしたその時──








「今すぐ戦いを止めてください!!!」

そんな声が響いた。



To be continued?
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