ひょうし/小説を書こう
秘密の恋愛2 Last Kiss×45
作:Candy/中学2年 女子
「えっと……。」
この人はこの森に住み着いていた、地縛霊なのだろうか。
(といっても、オレ、そういうの専門じゃないしな……。)

成仏できるとは思っていない。てか何で見えるんだ。

でも、話ぐらいは聞こうと思った。

『われは……想い人がいた。この森でプロポーズをすると約束してくれたのだ。しかし…。』


彼女は、見てしまったのだという。


その想い人に、もう妻がいたということを。


「………!」
『そう…われはただ騙されてただけ……彼に聞いたとき』

“俺はお前のこと、不倫相手にすら思っていなかったから”…と。

『われは悲しみに打ちのめされ、ご飯を食う気にもなれず…この森で……。』


亡くなったのだという。


「……。」
『われも…そなたのように、まっすぐな愛を届ける者といっしょであればよかったのかもな………。』
「大丈夫ですよ。」

オレは告げた。

『……?』
この学園にいてから気づいた。
愛は、自分から押し付けるわけでも、相手から待つものでもない。


愛は、相手と相手が想うからこそ、できるものだと。


『……!』
彼女の顔が、薄くなっているような気がした。
「え…。」
『われも、昔のことなどにとらわれず、もっと相手のことを想うのが必要なのだな…。』
光を纏う彼女に陸は問い詰めた。
「で、リリカは……っ!?」



そなたの愛なら、きっと、見つけられる。



しゅわぁぁぁぁ……



「成仏、した……。」

って、リリカはっ!?
「そんなっ……!」



リリカァァァァァァ!!!!



すると、どこからか、あの声が聞こえてきた。






「人の名前を大きな声で呼ばないでよ…陸……。」






“陸”。





「リリカ……!リリカぁっ!」
「わっ、ちょっと、陸!?」
「ほ、ほんとに心配したんだぞ……!お前がお人よしだから……!」
「うふふ。そんなに心配してくれたの…。ありがとう。」
「もう絶対許さねえ。もう絶対離さない!」
「陸……///」



チュッ



お互いを受け入れるように。
ふたりは、雪を溶かすほど甘く優しいキスをした。



――――――1年後。



「これより、第63回卒業証書授与式を閉会いたします。」

やっほー!リリカだよ!

あれから一年!我ら3年D組は恋華学園中等部を卒業しました!

って言っても、ほぼみんな同じクラスで、高等部に進学するんだけどね。
少なくとも、私たちD組はみんないっしょ!

「よかったなあ。」
陸が、舞う桜を見上げながら言う。
「そうだね。」
まあ、弓くんともえちは、これから、卒業旅行に行くらしく…。しかも二人で。
白川くんとちなっちゃんは、弓くんたちほどじゃないけど、ショッピングセンターに行くみたいだし……。
まあ、あいかわらずの私たちは、どこに行く予定もなく。内職に追われる日々です。

「あ、そうだリリカ。ちょっと来て。」
「?」

私を体育館裏に呼び出すと、陸はこう言った。
「あのさ、一つ言うけど、高校生になったら、バイトしていいんだよな?」
「そりゃそうでしょうよ。……ああ。」
金を稼ぐのね。
「うん、オレとお前のこれからの先のために、頑張るからな!!」
ああ、そういうこと……。
「なんか失望してねぇか?」
「そ、卒業式だから、なんかないかなー…と思ってたんだけど…。まあないよね。」
でも、陸の答えは、意外なものだった。



――――――あるよ。って



「え?え?」
「じゃあさ、目ぇつむって。」
「ええ〜?やだよ〜。目を開けたら陸がいないとか、そんなところでしょ。」

でも、仕方なく目を閉じる。

すると、左手の薬指になにか冷たい感覚が走った。

「……ひゃっ!」
「う、うるさい…。目、開けていいぞ。」


開けた瞬間に――――――キスされた。


「んっ…!/////」


さっき、冷たい感覚が走ったところには―――――


「指輪……?」
その指輪は、桜の指輪だった。
青空を浴びてキラキラと輝いている。
「いっとくけど、それ、オレのポケットマネーだからっ!オバちゃんのじゃないから!!」
「うん、とっても嬉しい……!」
「オレが、お前の目の前から、消えるわけないだろ。」



ああ、だから今日も、キミに溺れて行っちゃうんだろう、な………。



<あとがき>
終わったぁぁぁぁぁぁ!↑↑↑↑↑
あ、どうも、Candyです!
長いようで短かった秘恋、やっと完結いたしました!
いや〜〜、よかったっすねぇ、凍死なんぞしなくて。
陸くんなら見つけられると思ってましたよ〜〜〜!やけにあっさりしてたけど。
ではでは、前から言ってはおりますが、次回から


EXOCIZE! 浄化×1


が配信されます!
とまあ自由掲示板で、詳しいことは。
では、みなさん、ここまで読んでくれた方(いるのかな?)
ありが特大ホームラン!(十四松!?!?!?)
では、次からは、EXOCIZE!をお届けしマッスルマッスル!ハッスルハッスル!
じゃあね〜!バッハハ〜イ!
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