ひょうし/小説を書こう
神の捨て子。に。
作:まかろん/中学1年 女子
「魔鈴様!」

「なんだ?」

凛斗がリーエルを呼び止めた。

魔鈴(ますず)とはリーエルの呼び名である。

「なんだ、じゃないですよ!どこに行く気ですか!」

「いや、散歩だが…」

リーエルは不思議そうな顔でこたえた。

「ダメです!危ないです!」

なぜか凛斗はリーエルに怒る。

「いや、お前のほうが私より弱いだろ。」

しかしもっともことを言われ、凛斗は唸った。

「うっ!!」

「だろ、私は全能力者だ、心配ない。私の心配より、鍋の心配でもしてたらどうだ?」

「っああ!!」

リーエルに言われ、凛斗は鍋を火にかけっぱなしだったのを思い出したようだ。


「言わんこっちゃない。」

リーエルは呆れた笑いをみせた。

「きっ、気をつけて散歩してくださいよ!」

「あいよ。」

リーエルが返事すると凛斗は走って行った。

「アイツに料理を任せるのはやめよう…」

不安になった。

呟きながらコートを被り、適当にそこらをぶらついた。

しばらく歩き、街にでる。
「あ!魔鈴様!」
「お綺麗ね〜。」
街の皆がリーエルを見てそう言う。

嬉しいけど、複雑な気持ちだ。

リーエルはその人達にニコッと微笑む。

するとそちらからは『キャ!ヤバ〜イ♥』『ステキっ!!』『カッケェ!!』などという声が聞こえてきた。

ああ、腹が減った…。


しばらく街を歩く。
その間に

『あの!握手お願いします!』

少女に声をかけられ、リーエルは「ああ、いいぞ?」と握手をしてあげたりした。

少女は目をキラキラさせて『ありがとうございます!』と笑った。


「…いつの間に私はこんな有名 になったんだ?」



街を出て、道を歩いていると妙なものを見つけた。

「この石…」

リーエルは足元に落ちていた綺麗な石を広い上げる。
それは明らかにここの土地のものではなかった。

「よそ者が来たか。」

リーエルは石を粉々に手で砕いた。

石は砂のように細かくなりリーエルの足元に散っていった。

「えー!ひどぉーい!」

ふと、後ろから声が聞こえる。

そこには金髪の…

「吸血鬼…」

吸血鬼が木に座っていた。

「私の落としちゃった石を片手で粉々にするなんてね。あの石相当硬いよ?手、大丈夫なの?」

「…ああ、平気だ…」

リーエルは彼女の方を見ながら言った。

「あ、ねえ、あんた、名前は?」

吸血鬼が楽しそうに聞いてくる。

「人に名前を教えてもらうときは、自分から。そう習わなかったか?」

リーエルは冷淡に構えた。

「あー。すっごく昔に教えてもらったような気がする!」

吸血鬼は笑う。
歯が見えてすこし怖い雰囲気を醸し出していた。

「…」

リーエルは彼女の次の言葉を待った。

そして、彼女は口を開く。

「私はアリス・エメラリア!アリスって呼んで!」

アリスはストン、と地面に降りた。

「私はリーエル・マリン・マリアナだ。長いから魔鈴と呼んでくれ。よろしくな、アリス。」

リーエルはアリスに手を差し出した。

アリスはリーエルの手を取り、ブンブンと上下に降った。

「よろしく!リーエル!」

「…魔鈴と呼んでくれ」

「ううん!リーエルがいい!」



これがアリスとの出会いだった。
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